C言語関数:strtod





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■strtod
文字列をdouble型の値に変換

【分類】
文字列関数

【書式】
double strtod(const char *s, char **endp);

【パラメータの型と説明】

パラメータ説明
const char *s文字列1
char **endp変換終了位置

【機能説明】
文字列をdouble型の値に変換し、その値を返します。
数値として解釈できない文字があると、そのアドレスをendpに代入します。
endpにNULLを指定した場合は、代入されません(この場合、atof()関数と同じような働きになります)。

Study Cを使用している場合は、下記のようにコマンドラインから実行(exprコマンドを使用)して動作を確認することができます。 ただし、コマンドラインでは変数が作れないのでendpには0(NULL)を指定する必要があります。 また、マクロ定義も使用できないのでNULLではなく0を指定しなければなりません。

C:\StudyC\MyProg>expr strtod("   123.45", 0)
<double>123.45

C:\StudyC\MyProg>expr strtod("-1.2345", 0)
<double>-1.2345

C:\StudyC\MyProg>expr strtod("1.2345e4", 0)
<double>12345

C:\StudyC\MyProg>expr strtod("-12345e-4", 0)
<double>-1.2345

C:\StudyC\MyProg>expr strtod("12.345abc", 0)
<double>12.345

C:\StudyC\MyProg>expr strtod("abc", 0)
<double>0

1番目は正の実数123.45と変換されます(先頭の空白は無視されます)。
2番目は負の実数-1.2345と変換されます。
3番目は指数部が指定(10の4乗)されており12345と変換されます。
4番目は負の実数で指数部が指定(10の-4乗)されており-1.2345と変換されます。
5番目は無効な文字列「abc」を含んでいるので、その直前までが変換対象となります。 endpに0以外を指定していれば、「abc」の先頭のアドレスが返されます。
6番目は先頭が数字を構成する文字列でないので0を返します。 これもendpに0以外を指定していれば、「abc」の先頭のアドレスが返されます。

通常のコンパイラを使用する場合の使用例は下記になります(もちろんStudy CでもOKです)。

#include <stdio.h>

main()
{
        char *endp;
        char *str;
        double value;

        str = "   123.45";
        value = strtod(str, &endp);
        printf("%s[%s] - %f\n", str, endp, value);

        str = "-1.2345";
        value = strtod(str, &endp);
        printf("%s[%s] - %f\n", str, endp, value);

        str = "1.2345e4";
        value = strtod(str, &endp);
        printf("%s[%s] - %f\n", str, endp, value);

        str = "-12345e-4";
        value = strtod(str, &endp);
        printf("%s[%s] - %f\n", str, endp, value);

        str = "12.345abc";
        value = strtod(str, &endp);
        printf("%s[%s] - %f\n", str, endp, value);

        str = "abc";
        value = strtod(str, &endp);
        printf("%s[%s] - %f\n", str, endp, value);
}

実行結果は以下になります。

   123.45[] - 123.450000
-1.2345[] - -1.234500
1.2345e4[] - 12345.000000
-12345e-4[] - -1.234500
12.345abc[abc] - 12.345000
abc[abc] - 0.000000

1〜4番目の結果については、exprコマンドでの実行結果を参照してください。
5番目は無効な文字列「abc」を含んでいるので、その直前までが変換対象となります。 endpには「abc」の先頭のアドレスが返されます。
6番目は先頭が数字を構成する文字列でないので0を返します。 endpには「abc」の先頭のアドレスが返されます。

strtod()関数のendpは通常文字列の最後を指し示しています。 つまり、「if (*endp == '\0')」であれば、与えられた文字列が全て変換できたということになります。

atof()関数は満足なエラーチェックができません。 不動小数点型での計算が必要な場合は、strtod()関数を使用しましょう。 また、整数型の場合はstrtol()関数やstrtoul()を使用しましょう。

【参照関数】
atof
atoi
atol
strtol
strtoul