C言語関数:malloc





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■malloc
メモリの割り当て

【分類】
メモリ関数

【書式】
void *malloc(unsigned size);

【パラメータの型と説明】

パラメータ説明
unsigned size確保するメモリブロックのサイズ

【機能説明】
sizeバイトのメモリブロックを確保し、確保したメモリブロックのアドレスを返します。
メモリが不足してメモリブロックが確保できない場合はNULLを返します。
calloc関数と同等の機能ですが、メモリが0で初期化されていない点とサイズの指定方法が異なります。

malloc()関数の使用例です。

#include <stdio.h>

main()
{
        char    buff1[1000];
        char    buff2[1000];
        char    buff3[1000];
        char    *all;

        printf("1行目文字列を入力してください\n");
        fgets(buff1, 1000, stdin);
        printf("2行目文字列を入力してください\n");
        fgets(buff2, 1000, stdin);
        printf("3行目文字列を入力してください\n");
        fgets(buff3, 1000, stdin);

        all = malloc(strlen(buff1) + strlen(buff2) + strlen(buff3) + 1);
        if (all == NULL)
        {
                printf("malloc()に失敗しました。\n");
                return;
        }
        strcpy(all, buff1);
        strcat(all, buff2);
        strcat(all, buff3);
        printf("1から3行目\n%s\n", all);
        free(all);
}

実行結果は以下になります。

1行目文字列を入力してください
1行目のデータ
2行目文字列を入力してください
2行目のデータ
3行目文字列を入力してください
3行目のデータ
1から3行目
1行目のデータ
2行目のデータ
3行目のデータ

1.fgets()関数で1行目のデータを入力します。「1行目のデータ」と入力しています。
2.続けてfgets()関数で2行目と3行目のデータを入力します。同じように「2行目のデータ」、「3行目のデータ」と入力しています。
3.1行目から3行目のデータを保持する領域をmalloc()関数で確保します。
4.1行目のデータを確保した領域にstrcpy()関数でコピーします。
5.2行目と3行目のデータを確保した領域にstrcat()関数で追加します。
この部分は事前に文字列の長さを求めているので、それを保持しておいてstrcpy()関数でコピー方法も考えられます(その方が若干効率が良いです)。
6.結合後の文字列をprintf()関数で表示します。
7.free()関数で確保した領域を解放しています。

malloc()関数は、プログラム実行時に入力された文字列の状況などに応じたサイズの領域(配列)を作ることができます。 上の例でmalloc()関数を使わなければ、最大1000文字の行が3行入力されるので結合するためには3000バイトの配列を確保しておく必要があります。 しかし、上の入力例では45バイトしか配列のサイズは必要ありません。
この例ではあまりピンと来ないかもしれませんが、メモリの効率的な利用のためにmalloc()関数は非常によく使われる関数です。

【参照関数】
calloc
free
realloc