C言語関数:atoi





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■atoi
文字列/整数変換

【分類】
文字列関数

【書式】
int atoi(const char *s);

【パラメータの型と説明】

パラメータ説明
const char *s変換する文字列

【機能説明】
strの文字列をint型数値に変換し、その値を返します。
文字列には、符号/数字を使用することができます。
数字の前後にある空白は無視されます。
有効でない文字があった場合、それ以降は変換を行いません。

Study Cを使用している場合は、下記のようにコマンドラインから実行(exprコマンドを使用)して動作を確認することができます。

C:\StudyC\MyProg>expr atoi("   123")
<int>123 0x7b

C:\StudyC\MyProg>expr atoi("-123")
<int>-123 0xffffff85

C:\StudyC\MyProg>expr atoi("1234567890")
<int>1234567890 0x499602d2

C:\StudyC\MyProg>expr atoi("12345678901")
<int>-539222987 0xdfdc1c35

C:\StudyC\MyProg>expr atoi("12.34")
<int>12 0xc

C:\StudyC\MyProg>expr atoi("abc")
<int>0 0x0

1番目は正の整数123と変換されます(先頭の空白は無視されます)。
2番目は負の整数-123と変換されます。
3番目は正の整数1234567890と変換できますが、4番目はオーバーフローしています。
5番目は小数点を含んでいますが、atoi()関数は整数部分のみ変換しています。
先頭が数字を構成する文字列でない時は0を返します。

通常のコンパイラを使用する場合の使用例は下記になります(もちろんStudy CでもOKです)。

#include <stdio.h>

main()
{
        printf("%d\n", atoi("   123"));
        printf("%d\n", atoi("-123"));
        printf("%d\n", atoi("1234567890"));
        printf("%d\n", atoi("12345678901"));
        printf("%d\n", atoi("12.34"));
        printf("%d\n", atoi("abc"));
}

実行結果は以下になります。

123
-123
1234567890
-539222987
12
0

一見使い勝手のよさそうなatoi()関数ですが、仕事でプログラミングを作るときにはほとんど使ったことがありません。 使用しない理由は、エラー処理が無いためです。
もともとプログラム内ではint型などの値として数値は蓄えられています。 この数値をプログラム内で文字に変換して、また数値に戻すことはほとんど無いと思います。 そのためatoi()関数は、ファイルやキーボードから入力した文字列を数値に変換するために使用されます。 このような用途ではエラーチェックが必須となります。しかしatoi()関数はエラーが起きているのかどうかを把握できません。 結局、テストの時などしか使用する機会がありません。

エラーチェックをしっかりと行う場合は、strtol()などの関数を使用します。

【参照関数】
atof
atol
strtod
strtol
strtoul

【使用例】
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