C言語関数:_mbsnbcpy





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■_mbsnbcpy
指定したバイト内で文字列のコピー(マルチバイト対応)

【分類】
日本語対応文字列関数

【書式】
unsigned char *_mbsnbcpy(unsigned char *dst, const unsigned char *src, unsigned max);

【パラメータの型と説明】

パラメータ説明
unsigned char *dstコピー先文字列
const unsigned char *srcコピー元文字列
unsigned max最大バイト数

【機能説明】
strncpy()関数のマルチバイト文字(全角文字)対応関数です(strncpy()関数を参照してください)。

_mbsnbcpy()関数の使用例です。

#include <stdio.h>

main()
{
        char    buff[100];

        _mbsnbcpy(buff, "あいうえお", 20);
        printf("1.%s\n", buff);
        _mbsnbcpy(buff, "アイウ", 20);
        printf("2.%s\n", buff);
        printf("3.%s\n", buff+7);
}

実行結果は以下になります。

1.あいうえお
2.アイウ
3.

1.配列buffに_mbsnbcpy()関数で文字列「あいうえお」をコピーしています(maxは20)。
配列buffの内容をprintf()関数で表示しています。
「あいうえお」と表示されます。
2.今度は、配列buffに_mbsnbcpy()関数で短い長さの文字列「アイウ」をコピーしています(maxは同じく20)。
再度、配列buffの内容をprintf()関数で表示しています。
「アイウ」と表示されます。
3.配列buffの5バイト目からの内容をprintf()関数で表示しています。
_mbsnbcpy()関数は、max(この場合は20バイト)まで'\0'を埋めるためstrcpy()関数のように残骸は残りません。

次のプログラムは、strncpy()でマルチバイト文字を使用した時の問題点が_mbsnbcpy()関数で改善される例です。

#include <stdio.h>

main()
{
        char    buff[100];

        strncpy(buff, "あいうえお", 9);
        printf("1.0x%x\n", buff[8] & 0xFF);
        _mbsnbcpy(buff, "あいうえお", 9);
        printf("2.0x%x\n", buff[8] & 0xFF);
}

実行結果は以下になります。

1.0x82
2.0x0

1.配列buffにstrncpy()関数で文字列「あいうえお」をコピーしています(maxは9)。
配列buffの9バイト目のアスキー文字コードをprintf()関数で表示しています。
「0x82」と表示されます。この0x82は、「お」の1バイト目の値です。 「お」は2バイトで1文字となりますが、maxが9バイトのためマルチバイト文字の途中で切られてしまっています(このようなデータは文字化けや不具合の原因となります)。
2.今度は、配列buffに_mbsnbcpy()関数で同じ文字列「あいうえお」をコピーしています(maxも同じく9)。
配列buffの9バイト目のアスキー文字コードをprintf()関数で表示しています。
「0x0」と表示されます。
_mbsnbcpy()関数はマルチバイト文字対応なので、途中で切られるようなコピーは行わず8バイト目までしかコピーしていません。

printf()関数の表示で「buff[8] & 0xFF」としています。
これは、0x80以上の値が負の数として表示されてしまうのを避けるためです。
buffの型をchar型ではなくunsigned char型にする方が良いかもしれません(その場合は「& 0xFF」は不要です)。

【参照関数】
strncpy
_mbscpy
_mbscat
_mbsnbcat