C言語関数:_mbsnbcat





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■_mbsnbcat
指定したバイト数内で文字列の追加(マルチバイト対応)

【分類】
日本語対応文字列関数

【書式】
unsigned char *_mbsnbcat(unsigned char *dst, const unsigned char *src, unsigned max);

【パラメータの型と説明】

パラメータ説明
unsigned char *dst追加先文字列
const unsigned char *srcコピー元文字列
unsigned max最大バイト数

【機能説明】
strncat()関数のマルチバイト文字(全角文字)対応関数です(strncat()関数を参照してください)。

_mbsnbcat()関数の使用例です。

#include <stdio.h>

main()
{
        char    buff[100];

        _mbscpy(buff, "あいうえお");
        printf("1.%s\n", buff);
        _mbsnbcat(buff, "アイウエオ", 30);
        printf("2.%s\n", buff);
}

実行結果は以下になります。

あいうえお
あいうえおアイウエオ

1.配列buffに_mbscpy()関数で文字列「あいうえお」をコピーしています(strcpy()関数でコピーしても同じです)。
配列buffにコピーした内容をprintf()関数で確認しています。
「あいうえお」と表示されます。
2.配列buffにstrncat()関数で文字列「アイウエオ」を追加コピーしています。
配列buffの内容をprintf()関数で表示します。
「あいうえおアイウエオ」と表示されます。
「あいうえお」の後ろに「アイウエオ」が追加されています。

次のプログラムは、strncat()でマルチバイト文字を使用した時の問題点が_mbsnbcat()関数で改善される例です。

#include <stdio.h>

main()
{
        char    buff[100];

	strcpy(buff, "あいう");
        strncat(buff, "えお", 9);
        printf("1.0x%x\n", buff[8] & 0xFF);
	_mbscpy(buff, "あいう");
        _mbsnbcat(buff, "えお", 9);
        printf("2.0x%x\n", buff[8] & 0xFF);
}

実行結果は以下になります。

1.0x82
2.0x0

1.配列buffにstrcpy()関数で文字列「あいう」をコピーしています。
配列buffにstrncat()関数で文字列「えお」をコピーしています(maxは9)。
さらに配列buffの9バイト目のアスキー文字コードをprintf()関数で表示しています。
「0x82」と表示されます。この0x82は、「お」の1バイト目の値です。 「お」は2バイトで1文字となりますが、maxが9バイトのためマルチバイト文字の途中で切られてしまっています(このようなデータは文字化けや不具合の原因となります)。
2.今度は配列buffに_mbscpy()関数で同じ文字列「あいう」をコピーしています。
さらに配列buffに_mbsnbcat()関数で同じ文字列「えお」をコピーしています(maxも同じく9)。
配列buffの9バイト目のアスキー文字コードをprintf()関数で表示しています。
「0x0」と表示されます。
_mbsnbcat()関数はマルチバイト文字対応なので、途中で切られるようなコピーは行わず8バイト目までしか追加コピーしていません。

printf()関数の表示で「buff[8] & 0xFF」としています。
これは、0x80以上の値が負の数として表示されてしまうのを避けるためです。
buffの型をchar型ではなくunsigned char型にする方が良いかもしれません(その場合は「& 0xFF」は不要です)。

【参照関数】
strncat
_mbscat
_mbscpy
_mbsnbcpy